東京都足立区にあるプログラミング教室「プログラボ綾瀬」の小学生2人が、中米パナマで開かれたロボコンの世界大会で、5位になる快挙を成し遂げた。道中のハプニングにもめげず、出場部門で日本勢として過去最高の成績を残した。
5位に輝いたのは、岩間悠希さん(11)と宇波利之丞さん(10)。11月にパナマで開かれた、子どもの国際ロボットコンテスト「ワールド ロボット オリンピアード(WRO)」に参加した。世界95の国と地域から約5・5万人が参加する、世界最大級の国際ロボコンだ。2人は「ロボ ミッション エレメンタリー部門」で日本一になり、代表の切符をつかんだ。
初めはぎこちなかったけれど…
同じ教室に通うものの、学年も学校も違う2人がチームを組んだのは今年の初め。宇波さんのチームメートが中学生になったためだった。2人は顔見知りではあったが、「むしろライバル」(宇波さん)。3カ月ほどは互いによそよそしく、ぎこちなかったが、次第に作戦をめぐってケンカしつつも議論ができるようになっていった。
2人の出場部門は、ビリヤード台ほどの大きさの図面の上で、あらかじめプログラミングした自立型のロボットが、与えられた課題をいかに早く正確に解決できるかを競う。
1月に大会ルールが発表されると、2人は8月の日本大会に向け、コーチの豊田将徳さん(30)とプログラミングやロボットの改良を重ねた。
「めっちゃ緊張して足が震えた」と2人が振り返る日本大会では、簡単なミスで100点中6点しか取れない場面もあったが、なんとか優勝。初めてとなる世界大会へ駒を進めた。
いざ、パナマへ
パナマは日本からの直行便がなく、到着まで順調でも24時間前後かかる。そんななか、2人はハプニングに見舞われた。
搭乗中の飛行機で、機材トラ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル